お店に問い合わせ
  • EC商品ページ
  • 越田商店について

    創業80余年、富山湾氷見港を拠点に天然ブリ、シロエビ、ホタルイカを始め、小魚を手開きしたみりん干しや無添加の一夜干しなど、地物を中心に幅広い水産加工品の製造に従事しています。

    越田商店は、美味しく美しくをモットーに、「家族が顔を合わせ、目の前の料理に会話を弾ませながらそのおいしさに思わず笑顔をこぼす—。そんな毎日の食卓に喜びを」をコンセプトにひとつひとつ丁寧に作っています。

    氷見産「ぶり炙り」のこだわり

    弊社では、冬期間に水揚げされる氷見産のブリを通年流通させられないかと考え、熱伝導率が抜群に良い−30℃の液体凍結にてフィーレ加工をした後、1枚ずつ真空パックして冷凍保存しながら様々な2次加工品用としています。−30℃で急速凍結すると細胞が破壊される0℃~−7℃までを瞬時に潜り抜けるので、解凍時にもドリップが出ない凍結方法だと言われています。

    氷見産のブリは脂のノリが良すぎるため、元来、ぶりしゃぶはその脂を落とすために考えられたと言われています。そんな中で、せっかくの冬ブリの脂を落とさずに味わうことができないかと思い、表面を炙ることで独特の生臭さを抑え、香ばしさと香りを引き立たせることで、本来のブリの脂質を残して食することができるようにしました。炙ったブリは冷やした後、再度−30℃で急速凍結をするため、脂質や食感が刺身と遜色のない状態でお召し上がり頂けます。

    余談ですが、日本海側有数の漁港である富山湾氷見港では、冬期間にエサを求めて北上するブリの群れが日本海側を南下してくる際に、能登半島の付け根に位置する氷見沖の大小の定置網に入ります。

    極寒の時期に水揚げされ、脂がのって丸々太った7㎏以上のブリは「ひみ寒ぶり」と商標登録されており、冬の名物として地元の宿や飲食店のみならず全国各地の市場へ卸し販売されています。富山湾のシロエビ、ホタルイカと並んで3大ブランド魚のひとつである富山湾の王者寒ブリと称され、中でも氷見産のブリは脂の質も良く、全国でもトップクラスと評価されています。

    その 「ひみ寒ぶり」 は、刺身、ぶりしゃぶ、焼き物はもちろんのこと、カマ焼き、頭やアラは煮込んでブリ大根、胃袋は細かく刻んで酢の物など、全て余すところなく料理されます。